外資系で働いて、しばらくしてこんなことを考えるようになりました。
「会社がなくなったらどうしょう...?」
理由は外資系ではリストラになりやすい…。
ではなく、
いつ会社自体がなくなるかわからないからです。
私が働いていた外資系企業は”日本に進出している海外の会社”。なので本社はもちろん海外にあります。
言うまでもなく、私がいる日本支社が必要かどうかは全て本社の判断次第。
そして私がいたこの頃、コストカットと社員の負担を減らすために今話題の”作業の自動化”の話がよく出るようになっていました。
さすが「効率化」命の外資系らしい考えです。
ですが...。
作業の自動化で仕事がラクになるのは嬉しい...。
でも...もし自動化が進化して「自分達の国からでも日本のお客さんにサービスを提供できる」仕組みができたら...。
この会社は必要ないと判断されてしまうのでは。
海外に会社を進出させるのにはラクではありません。「お金」と「時間」もかかるし、その国の法律に従って手続きをやる必要もあって大変面倒です。
そんな「お金」と「時間」をかけずに済む方法ができたら...、
海外に拠点を置く理由がなくなってしまいます...。
実際に本社から「IT」に力を入れて、自動化を一日でも早く進めたいという話が月に一回ある全体会議の時に言われました。
そのことを気にしてか、社内では「これからどうする?」というやりとりがされるように。
チャンスと自由な社風が魅力の外資系企業。けれど、同時につきまとうリスクはやはり大きいものでした...。