海外就職に成功!そして失敗

フィリピンの地方で信号が出来たら交通事故が増えてしまった理由

「地方の道に信号がだんだん設置されるようになったらしいぞ」

 よくフィリピンの地方に出張する駐在員からこの話を聞いて私は「おおー!」と思った。

 

フィリピンの地方ではまだ信号がないところが多い。

それにより、順番を守らない車ヤ勝手に渡る歩行者などでよくカオスな状態に。

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そのため、フィリピンではタイミングを見て道路のはよくあること

私は下手だったのでよくタイミングを逃して道路を渡るのに苦戦していました...。

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信号ができた話を聞いて、

『これからは道が渡りやすくなる!』と喜んだ時でした。

 

「でも信号が出来たら交通事故が増えちゃったらしいよ

「ええ?!なんでですか?」

予想外の信号を設置した後の効果の理由を駐在員はこう説明してくれた。

 

「フィリピンではタイミングを見て道を渡るのがよくあるだろう?そういう道で信号ができた後、運転手は『信号が赤でなければ道を渡る人はいない』と安心して信号のとこまでかなり早いスピードで車を走らせる」

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「その一方で、道を渡る人達の中に残念ながら信号のことを理解していない人達が多いらしく、猛スピードで走ってくる車はいないと思っていつも通り道を渡ってしまう。

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「その結果、事故がさらに増えちゃったというわけ」

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「まあ、要するに信号に関するルールが全員に行き渡ってないことから『信号のことを知っている人』と『理解していない人』によって事故が増えてしまったのが一番の理由だろうね」

 

「そうだったんですか…」

信号が出来たら事故が減るのではなく、まさか増えるとは...。

 

新しいルールが出来ても皆が知らなければ意味がない...。

改めて、ルール作りの難しさを実感したのでした。

 

『漫画』フィリピン現地採用が通訳・翻訳の仕事で泣きたくなった瞬間

フィリピン現地採用として通訳・翻訳の仕事をしていた時に思わず泣きそうになった時の『漫画』

 

「誰か助けてください…」

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頭に血がのぼってしまった上司と気が強い現地スタッフにキツイ言葉を通訳するよう命令された私は完全な板挟み状態に…。

 

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明らかにケンカが悪化する二人のキツイ言葉をそのまま相手に伝えられるわけがない

「誰か助けて…」

と思わず心の中で泣きました...。

 

お腹を痛くしながらも、どうにか二人をなだめることができたのでした。

 

が。

 

その後も駐在員と現地スタッフの対立が発生しては、私のお腹は痛くなるのでした...。

 

 

「徹夜の結果」

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 何のために徹夜したんだろう…と心の中は大雨に。

 

仕上げた書類は言われた通りに泣く泣く処分しました...。

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 そして時間をかけて翻訳したものがボツになることがその後も起きるのでした...。

 

海外就職で後悔しないためのコツについて

夢の海外就職を果たしてから数カ月後...。

 

日本よりも労働時間が長かった。
会社がブラックだった。
国が自分に合わなかった。
思ってたのと話がまったく違う。

 

こんなはずじゃなかった...。

気がついたら日本に帰国することに...。

 

このように海外就職後、様々な理由で帰国を選択する人は少なくありません。日本から海外就職する時は言うまでもなく時間とお金はかかります。

 

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貴重な時間とお金をムダにせず、そして何よりも海外就職後に後悔しないためのコツを私の経験からお話したいと思います。

 

①海外就職後の目標
海外で働く先を見つけることも大切ですが、日本と同じように就職した後が本番です。

 

海外就職後のキャリアを意識しておかないと日本に戻って仕事を探す時に就職難民になってしまう可能性があるからです。


まだ転職に寛容ではない日本では、特別なスキルや経験がない海外就職から帰った人に対しての目が厳しいのが現実です...。

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せっかく頑張って海外就職したのに仕事が見つからない...。


そんな悲しいことにならないよう就職後の目標も決めておくことを強くオススメします。


海外就職後のキャリアって言われても...という人もいるかと思うので、海外就職をした人達のその後の主なキャリアパターンの簡単な説明をしたいと思います。


パターン1.海外就職(日系企業)→ 日本または現地で外資系に転職

海外就職した人達に一番多い王道のパターンだそうです。

ちなみに私もこの道を進みました。

就職先が日系企業により「日本人」としての働き方が求められることが多いため、海外就職初心者がよく通るルートです。

 

ただし。

 

海外では日本の法律が適応されないため、気を付けないと日本よりもブラックな労働環境で働くリスクもあります。

(日本の労働法が適応されず、長時間労働になってしまった職場の話はこちら)

  

パターン2.海外就職(日系企業)→ 駐在員として会社に改めて採用される。

事例は少ないようですが、就職先の会社に駐在員にステップアップされる人達もいるらしい。


海外に進出している日系企業現地採用を採用しているのは費用が駐在員よりもかからないためです。それでも駐在員にステップアップさせているので、かなり優秀な人達でしょう。(うらやましい!)


誰にも負けない武器がある人はぜひ挑戦してみは?

 

パターン3.海外就職(外資系)→ さらに別の外資系に転職して出世

実力主義外資系就職に就職して、そこでどんどん出世するパターンです。
始めから能力やスキルに自信がある人が進むルートになります。


パターン4.海外就職(日系・外資系問わず)→ 起業

パワー溢れる人が進むルートになります。
海外就職前から現地(また帰国後に日本)でどんなビジネスをやるか、

をすでに考えている人がほとんどです。


特にビジネスチャンスがたくさん眠っているアジアは今人気です。(2018年時点)
実際に私が就職したことあるフィリピンで起業を目指している方と何人か会いました。

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②就職先の国と文化を理解していること
ときおり、行ったことない国に就職したという勇者の話を聞きます。

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すごい!と尊敬する反面、内心は大丈夫かな?とヒヤヒヤします。
行ったことない国にいきなり就職することは「こんなはずではなかった」になるリスクが非常に高いからです。

 

どうしても海外で働きたいと、行ったこともない国に飛び込んだのは良かったが...。

 

食事がまずい。
虫嫌いなのに、虫が多すぎて死にそう。
言葉が通じなさすぎてストレスで髪が抜けそう。

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などの理由で心が折れて帰国してしまう人がいるからです。


確かに始めて行った国で成功する人もいます。

 

ですが、

仕事でストレスもたまるのに自分に合わない国での暮らしはもはや地獄です。

 

そんな事態を防ぐため、働きたい国に一度でも行ってみることをオススメします。


③何事も前向きにとらえられるポジティブさ

慣れ親しんだ日本にいる時よりも海外では何倍ものトラブルが発生します。

 

頼りにしていた現地スタッフが辞めたり、

(実際に私が経験したフィリピン現地スタッフが退職について)

借りている家の水道が突然壊れたのに修理屋が1カ月来なかったり、
スーパーで買った食材が実は腐っていてお金が無駄になってしまったり、

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と数々のハプニングが起きます。


これらに直面する度に

「日本ならこんなことにならないのに!!」

と叫んでいたらストレスがたまるだけです。


ここで「まあ、しょうがないね!」と開き直ってこれも経験として前向きにとらえられるかがポイントになります。


④一人で行動する積極性

海外ではトラブルに会う確率が高くなる分、一人で行動する積極性が必要になります。
自分で動かないと誰も助けてくれないからです。

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自分の足で現場に行って情報の真意を確かめる。
信頼できる人を探して協力をお願いする。


これができないと、知らないことをいいことに狙われてしまいます...。

 
⑤心が折れないためのメンタルケア

強い決意を持って海外就職しても、壁にぶつかって弱気になってしまう時がくると思います。

 

特に知り合いや友人がいない海外で仕事をすると心は折れやすくなります。
そうならないために、

 

現地で友人を作る
空いた時間に趣味をやる
思い切って日本に一時帰国する

 

などをやってメンタルをケアすることも大事です。


⑥体調管理

仕事に夢中になると後回しになりがちですが、健康管理は非常に重要です。言うまでもなく、体が壊れたら何もできなくなるからです...。


せっかく海外就職をしたのに体を壊してしまっては意味がありません。

私が現地採用として採用されたフィリピン進出している日系企業から退職した一番の理由もこれに該当します。

 

現地採用を退職した時の話についてこちら)

一度体を壊してしまうと元通りになるまでに時間がかかってしまいます。
最悪の場合、後遺症としてずっと残る可能性も。

 

私は健康管理を怠ったせいで治療のために社会から一時離脱するという結果になってしまいました...。

夢の海外就職で私みたいにならないよう、体調管理は本当に気を付けてください。

 

あなたの体は一つだけです。

その大切な体を守れるのはあなただけです。

そのことをどうか忘れないでください。

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更新再開します

お久しぶりです。
突然ブログをお休みしてすみませんでした。

 

休止中にも関わらず、

ブログへ訪問した方。

コメントしてくださった方。

読者登録して下さった方。 

 

本当にありがとうございました。

そしてお礼が大変遅れてしまい、申し訳ございませんでした。

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今このブログを読んでいるあなたも本当にありがとうございます。


ブログをお休みしていた理由ですが、社会復帰のための職探しと新しい仕事で忙しくなったからです。

体の不調から社会からしばらく離れた為、仕事探しの時に世間の容赦ない足踏みを何度も食らいました。

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(世の中は本当に厳しい...)

色々ありましたが、新たな発見もたくさんあったのでその内お話したいなと思います。

 

それでは、改めてよろしくお願いします。

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『漫画』フィリピン現地採用が仕事中に気まずくなった瞬間

フィリピン現地採用として働いて、仕事中に気まずくなった瞬間の『漫画』。

 

「休みの理由」

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この頃の私は駐在員が土日に「ゴルフ」「飲み会」「休日出勤」をやっていたのをまだ知りませんでした...。

 

この件をきっかけに「休み=その人にとって休日とは限らない」を頭に叩き込みました。

 

「ナイスファイト」

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現地スタッフの気遣いが完全に逆効果になっていました...。

わからないことがあったら素直にわからないって言うのがお互いのためにも一番です。

 

 

 

フィリピン現地採用は知った「進捗確認は大事」大丈夫と思ったら大丈夫じゃなかった話

日本本社からの依頼により、分析専門の会社にある製品の分析テストをお願いすることになった時のことです。

 

担当の現地スタッフにいつテストの結果がもらえるか確認をしにいきました。

 

私「本社が来週の金曜日までに結果が必要だけど、それまでに分析専門会社から結果もらえますか?」
担当者「大丈夫ですよ!今日頼めば来週の月曜日には結果が届きますよ」
私「本当?!じゃあ、テストの依頼お願いします」

来週の月曜には結果がもらえる。
安心した私は担当者に分析テストをお願いしました。

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 合わせて日本本社と上司に「月曜日には結果が届きます」ことを伝えたのでした。

 

そして数日後...。

 

金曜日になって、私は念のために分析テストの状況を担当者に聞きにいきました。

 

私「分析テストの結果、来週の月曜に届く予定ですよね。問題ないですか?」

 

これに対して担当者から衝撃の答えが返ってくる。

 

担当者「その件ですが…月曜にはテストの結果は間に合いません
私「えっ...えぇ?!なんでですか?!」
担当者「分析会社の担当者が数日前から海外出張で2週間もいないんです。それで分析テストを進められないそうなんです」

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私「...つまり…分析テストができるのは2週間後ということ?」
担当者「そうなりますね...」
私「それは困ります!本社は来週の金曜日までにテスト結果が必要なんです!他に分析をお願いできる会社はないんですか?!」
担当者「今まで分析をお願いしている会社はそこしかないので、他の会社を探す必要が出てきます。そうなったら余計に時間がかかるので、担当者が海外から戻ってくるのを待ったほうが早いです」


想定外のトラブルに頭が半分パニック状態の私に担当者は笑顔で力強くこう言った。

 

「でも大丈夫です!問題ありません」

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おぉー!

いい笑顔だ。

うん、うん。そうだね。

私も大丈夫な気がしてきたよ!

 

...

 


......

 

 


なわけないだろうがー!

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全然大丈夫じゃないから!


納期は来週の金曜日までなんだよ?!
しかも上司と本社に来週の月曜には結果もらえるって言っちゃったよ!

 

心の中で泣きながら私は急いで上司と本社に分析テストの結果が納期までに届かないことを報告した。

 

そして、


予想通り怒られました。

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この出来事から私は次の2点を反省しました。

1.「進捗管理をぎりぎりまでしなかった」こと。
2.担当者に『問題があったらすぐに連絡お願いします』を言わなかったこと。

 

大丈夫じゃないのに「大丈夫!」という自信満々の笑顔はともかく。

 

分析テストの依頼をお願いした担当者は他にも大量の仕事を抱えて忙しい人でした。やることがたくさんあると何か忘れてしまうことは珍しくありません。

 

加えて、実は前にベテラン駐在員からこんなアドバイスをもらっていました。

 

「全員じゃないけど、大丈夫じゃないのに問題ないって言う現地スタッフが多いから気を付けてね


そのアドバイスを聞いていたにも関わらず「説明」「確認」を怠ったのは明らかに私のミスです。


この日から私は同様な仕事があったときに、

依頼人(上司か日本本社)に状況を報告したいから教えてくれない?」
進捗状況を知りたい理由も説明しながら確認をしました。

 

何度も進捗状況の確認をすることで、

「私を信用できないのですか?!」

と相手に誤解されるのを防ぐためです。

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初歩的なことですが、これにより何かトラブルが発生したらすぐ上司や本社に報告して予定調整の交渉や対処をすぐとれるようになったのでした。


(オマケ)

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 ※この後、別の分析会社を探すことになりました。

 

 

 

 

 

『漫画』「日本人じゃない!」と疑われてしまった海外駐在員達

会社にやってきた一人のフィリピン人の男性。その人は日本に数年間、住んだことがある人でした。日本にいる間にマスターした日本語を駐在員達に披露するが…。

 

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日本語にも「種類」があることを思い出させてくれました。

 

ちなみに「津軽弁」を話してくれたフィリピン人は、この件で自分の知っている日本語は『標準語』じゃないと知ってショックを受けたそうです...。