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海外・外資系就職で読まれる英語履歴書の特徴【第一印象から始まる勝負】

英語履歴書を用意する時、面接と同じで第一印象が非常に大事です。

 

私が海外就職と外資系就職で一緒に仕事をした多忙な採用担当が目を止めた履歴書は次の特徴を持っていました。

 

①短く、わかりやすい

②アピールしたいことが明確

 

そんな履歴書をどう作り上げていくかお話したいと思います。

 

1.箇条書きで文章は長くっても2行ぐらいまで

 

英語の履歴書を翻訳した時、文章が3行以上もある人達を何人か見かけました。

その履歴書を見た採用担当の上司はというと、

「うわー、ずいぶん書いてるな…でもこの仕事の経験なそうだな」

と全て読むことなく、募集している仕事と関連するキーワードや経験があるかだけを確認していました。

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 一方で文章が箇条書きになっていて、1~2行でわかりやすく書いている履歴書には「おっ」と興味を持ちました。

 

履歴書に限らず、長文よりも短い文章の方が読みやすく印象に残りやすいです。

言い換えると、履歴書も面接と同じで第一印象が大切です。

第一印象で目に止まらなければ、内容をほとんど見てくれません...。

 

ちなみに英語履歴書でよく使われている書き方は次のようになります。

 

①Personal Information(名前、住所などの個人情報)

②Objective(志望動機)

③Summary(今まで経歴)

④Work Experience(職歴)

⑤Education(学歴)

⑥Skills/License(資格)

 

(※英語履歴書のサンプル画像の一例)

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この中で気を付けないと長くなりがちな項目は

「Objective」、「Summary」、「Work Experience」の3つ。

 

実際に私が見た文章が長かった履歴書はこの3項目が3行以上の長文になっているが多かったです。

 

そのため、この3項目の文章を短くまとめられるのかがポイントになります。

 

例えば、「Work Experience」の項目で

「顧客からのクレームと問い合わせ対応」

を英語で書く場合、次のような文章になります。

⇒『Dealed with complaints and answered questions from customers』

これを少し言葉を変えると、

⇒『Handled customer complaints and queries』

同じ意味のままの短い文章にできます。

 

このように、文章を短くして採用担当にとって見やすい履歴書に仕上げられるかが重要です。

 

また、気合いが入って長く書かれた志望動機(Objective)は意外と読まれませんでした...。そのため、志望動機(Objective)も短めに書くことをおススメします。

 

2.今までやった仕事内容を全て書かない。応募する仕事に関連する「経験」「知識」を書く

 

英語の履歴書は書き方が自由のためなのか、

私が見た履歴書の中で丁寧にも、

 

・問題が発生した時に上司への速やかな報告

・作成した報告書を上司に提出

・社内調整のための会議に使用する会議室の用意

・道具や材料の買い出し

 

...とかなり細かく今までやってきた仕事や経験を書いてるものがありました。

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恐らく幅広いことをやったことをアピールするために書いたと思いますが…。

 

私がいた会社の採用担当が見たのは、

募集している仕事に関連する「経験」「知識」があるか

だけでした。

 

そのために、日本語の履歴書と同じように応募する仕事に関連する「経験」「知識」に重点を置いて書くことが大事です。

 

ここまで読んで気づいたかもしれませんが、採用担当の目に止まった履歴書は

「文字が多くない」見た目がかなりシンプルなものでした。

 

とはいえ、シンプルに書くのは簡単なようでけっこう難しいですよね...。

 

幸いにも英語履歴書には「自由に書ける」という大きなメリットがあります。

 

「自由に書ける」ことをうまく活かして、必要のない部分を省いたシンプルで見やすい英語履歴書を作って自分をアピールしましょう!