会社に応募した人達の英語履歴書の翻訳した時のこと。
仕事中にやることができず、持ち帰ってからの翻訳をすることになったのですが…。
大量の文字で埋まっている履歴書を見て私は思った。
これは…
今日の寝る時間を諦めるしかない。
どうがんばっても翻訳に時間がかかることを避けられない文字でいっぱいの履歴書に早くも心が折れそうに。
しかし、
「応募者が必死に書きあげた履歴書をちゃんと伝わるようにしなければ!」
と意気込み、全力で翻訳に挑みました。
次の日。
すぐに翻訳した履歴書を持って上司の元へ。
「確認お願いします」と履歴書を提出したら、
「この人は良さそうだね。こっちは微妙だな」
さっさっ、と判断を下す上司。
そのスピードから予想される履歴書を見た時間は「1分以下」。
さらに約5分後、
「この人達でいいか、聞いてきて」
上司は一部の履歴書を私に返したのでした..。
履歴書を1分以下で見て本当に応募者のことわかるんですか?!
それに徹夜までして翻訳したんですよ!
もっとゆっくり読んでくださいー!!!
上司の対応に心の中で思わずこう叫けんでしまいました。
もちろん、現実では叫ばないでおとなしく履歴書を持ってマネージャーの現地スタッフのところへ向かいました。
「そうだ!現地スタッフのマネージャーなら履歴書をゆっくり読んでくれるに違いない」
翻訳されたものではない元の英語履歴書を英語がわかる現地スタッフのマネジャーなら少なくとも1分以上は読むはず。
(翻訳した日本語版の履歴書が読まれないのは寂しいけど…)
そう考えながら履歴書を受け取ったマネージャーの反応を確かめました。
結果は…。
30秒後。
「私もこの人達でいいと思う」
上司の「1分以下」でチェックをあっさり更新したのでした。
その後、転職先の外資系で新たな 社員の募集をした時。
応募者の英語履歴書を手にしたマネージャーが内容に目を通しました。
「この人、いいかも」
こちらでも1分も経たない内に判断を下していたのでした...。
このように履歴書はほとんど読まれていない現実を目にしました。
会社によっては違うかもしれませんが、私が今までいたところでは忙しさのあまりに履歴書を隅々まで読んでいませんでした。
そんな多忙な採用担当の目に止まった履歴書は、
①短く、わかりやすい
②アピールポイントが明確
の2つを持った履歴書という傾向がありました。
ただ、英語で文章を書く時に日気を付けないと本語より長くなりやすいため
次回この特徴を持った履歴書を書く時のポイントについてお話したいと思います。