フィリピンにいながらも日本でよく取り上げれる長時間労働する日々。
(長時間労働になった日についてはこちら)
就職した先は日系企業なので、日本文化に従った仕事することを覚悟していました。
しかし。
想像以上の大変さに心と体が限界を迎えようとしていた。
様子がおかしい私を心配した現地スタッフ、先輩や上司から休んでもいいよと言われました。
その言葉に甘えて休む...ことはしませんでした。
なぜなら休んだら、たまった仕事を休み明けにやらなければいけないから。
一度2日休んだ時に見たあの地獄をもう経験したくなかったのです。
(体が動かなくって病院に行った日についてはこちら)
そう思った私はどんなに体調不良でも休みませんでした。
体の不調を我慢しながら仕事をしていたある時。私は急に先輩の現地採用や駐在員のことが気になった。
そういえば...先輩と駐在員のみんなはいつ休んでるんだろう?
考えてみると、休日出勤や夜遅くまでの残業している話しか聞いたことがありません。
そこで休憩中に思い切って人事をやっている気さくな現地スタッフに先輩と駐在員の休みについて聞いてみました。
すると、
「みんなよく働ているよ。日曜日でも出勤したり、会社に泊まったりすることもあるよ。ただ働過ぎのせいで、みんな一度は体を壊して入院したりするから心配なのよね」
「入院ですか?!」
「そうよ。しかも本当は1ヶ月は入院しないといけないのに数日で退院しちゃうのよ?
どうしてって聞くと、仕事を休めないからって言ってたわ。しかも入院中も仕事しているって。仕事熱心なのはいいけど、働過ぎていつか倒れるじゃないかってみんな心配しているよ」
話を聞いて私は固まった。
体を壊して入院しても...すぐに戻ってあの長時間労働を...?
この時に同時に思い出すのでした。
骨に金属を埋めている上司。
激痛のあまりに足を引きずる駐在員。
何度も手術を繰り返した体の痛みに耐えながら仕事をする先輩。
みんな体のどこがボロボロだった。
にも関わらず、休むことなく仕事をしていのたのです...。
このことに気づいた私は怖くなりました。
自分も...いつかそうなってしまうの...?
先輩や駐在員のみんなは仕事ができる優秀な人達で尊敬していました。
でも。
体を壊しまで仕事に身を捧げ続けたいと思えませんでした。
私が海外に就職したのは仕事を通じて成長するため。体を壊して仕事をするためじゃない。
いつしか毎晩、自分の目標メモを見ながら迷うようになりました。
(目標メモについてはこちら)
このまま頑張って仕事を続けるべきか?
それとも体が壊れる前に日本に帰るか?
あるいは新しい転職先を探してみるか?
答えを出せず悩む毎日。
だが、ある日をきっかけについに決断を下すのでした。
つづく
(完結編はこちら)